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社交が苦手な人のために [学問]

社交が苦手な人にとって,ショーペンハウアー『幸福について──人生論──』(新潮文庫)は福音になると思います.
 
 賢者は快楽を求めず,苦痛なきを求める.
 或人がどの程度幸福かを測ろうとするには,その人がどういうことを楽しんでいるかを問うよりは,ど
  ういうことを悲しんでいるかを問うべきだ.
 誰しも自分以上のものの見方はできない.
 或人を大いに尊敬していながら同時に大いに愛することはむつかしい.
 
要するに,人によく見られたいなどと思わないで,内面を豊かにすることに励むということでしょう.
ショーペンハウアー.jpeg

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「レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展〜日本初公開「タヴォラ・ドーリア」の謎〜」の開会式 [学問]

6月23日の午前中,「レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展〜日本初公開「タヴォラ・ドーリア」の謎〜」の開会式(於.北海道立近代美術館)に出席しました.戦争の悲惨さを再認識するとともに,人間性の尊重を主張するルネサンス精神に感動しました.6月23日は,沖縄慰霊の日でした近代美術館.jpgサヴォナローラ.jpgタヴォラ・ドーリア.jpg.平和を心から祈念します.

懐弉『正法眼蔵随聞記』は面白くて,ためになる! [学問]

懐弉(えじょう)著『正法眼蔵随聞記』(しょうぼうげんぞうずいもんき)は面白くて,ためになる!

 道元禅師は,「出家人は,財物がなければ,智恵功徳をもて宝とす」と言った(『正法眼蔵随聞記』5の12).その意味は,世俗を離れて僧侶となった者は,財宝をもっていないが,智恵や功徳(善い行い)を宝としている,ということである.道元禅師は仏道に励むある貴族を例にあげている.

あるとき,その人は大切にしていた刀を盗まれた.ところが,仕えていた侍の中に,その犯人がいて,ほかの侍たちが取り調べて,その刀を差しだし,返した.そのとき,高貴な仏教者のいうには,「これは,わたしの所蔵していた刀ではない,間違いである」といって,刀を返した.まさしくその刀に間違いなかったのであるが,盗んだ侍の恥を考えて,返したのである.みな,このことを知っていたけれども,そのときは,なに事もなく無事にすんだのだ.こう語った後,道元禅師は「出家人は,財物がなければ,智恵功徳をもて宝とす」,すなわち世俗を離れて僧侶となった者は,財宝をもっていないが,智恵や功徳を宝としている,と言ったのである.

 あまりにも面白いので,目下,朝日カルチャーセンター(札幌教室)から新規講座「『正法眼蔵随聞記』を味読する」の受講生を募集していただいております.仲間たちと一緒に読むことができれば,さぞかし楽しいことでしょう.詳しくは
https://www.asahiculture.jp/sapporo/course/b9d6a49f-4803-4a81-69b9-591e9b8d6c44 をご参照ください.写真は懐弉と講座で使うテクストです.
懐弉.jpg正法眼蔵随聞記.jpg