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懐弉『正法眼蔵随聞記』は面白くて,ためになる! [学問]

懐弉(えじょう)著『正法眼蔵随聞記』(しょうぼうげんぞうずいもんき)は面白くて,ためになる!

 道元禅師は,「出家人は,財物がなければ,智恵功徳をもて宝とす」と言った(『正法眼蔵随聞記』5の12).その意味は,世俗を離れて僧侶となった者は,財宝をもっていないが,智恵や功徳(善い行い)を宝としている,ということである.道元禅師は仏道に励むある貴族を例にあげている.

あるとき,その人は大切にしていた刀を盗まれた.ところが,仕えていた侍の中に,その犯人がいて,ほかの侍たちが取り調べて,その刀を差しだし,返した.そのとき,高貴な仏教者のいうには,「これは,わたしの所蔵していた刀ではない,間違いである」といって,刀を返した.まさしくその刀に間違いなかったのであるが,盗んだ侍の恥を考えて,返したのである.みな,このことを知っていたけれども,そのときは,なに事もなく無事にすんだのだ.こう語った後,道元禅師は「出家人は,財物がなければ,智恵功徳をもて宝とす」,すなわち世俗を離れて僧侶となった者は,財宝をもっていないが,智恵や功徳を宝としている,と言ったのである.

 あまりにも面白いので,目下,朝日カルチャーセンター(札幌教室)から新規講座「『正法眼蔵随聞記』を味読する」の受講生を募集していただいております.仲間たちと一緒に読むことができれば,さぞかし楽しいことでしょう.詳しくは
https://www.asahiculture.jp/sapporo/course/b9d6a49f-4803-4a81-69b9-591e9b8d6c44 をご参照ください.写真は懐弉と講座で使うテクストです.
懐弉.jpg正法眼蔵随聞記.jpg
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